栄養が多く含まれているヨーグルトですが何歳から食べられると思いますか?
実は赤ちゃんは1歳ごろからヨーグルトを食べる事ができます。
この記事ではヨーグルトをメーカー別に紹介し、消費期限や特徴について解説しています。
特徴については後半で紹介していますが赤ちゃんに最も人気のあるヨーグルトは小岩井の生乳100%ヨーグルトです。
目次
ヨーグルトは赤ちゃんは何歳から食べられる?

ヨーグルトにも種類がたくさんあり、中に入っている成分も違うため商品によって与えていい時期は違ってきます。
赤ちゃんに離乳食としてプレーンヨーグルト(無糖)を与えていいのは生後7~8ヵ月からになります。
ヨーグルトを食べさせた時に、赤ちゃんの反応も同時に見ないといけません。
食べた時に腫れやじんましんを起こすと、アレルギー反応が出ているのでヨーグルトを食べさせるのはすぐやめましょう。
ヨーグルトを毎日食べさせると下痢になりやすくなるので、与えすぎにも注意が必要です。
赤ちゃんにも好き嫌いがあるので、ヨーグルトを食べさせる時に嫌がっていたら無理に与えないようにしましょう。
他の食べ物に混ぜるか違う離乳食を与えましょう。
グリコヨーグルトは何歳から?
グリコヨーグルトの特徴は、生きて腸まで届くプロバイオティクス乳酸菌が入っておりお腹の中を健康にしてくれます。
「 BifiXヨーグルト プレーン砂糖不使用」のヨーグルトなら離乳食を始めた一ヵ月後(生後7~8ヵ月)から食べさせるのがいいでしょう。
まずは少量あげてアレルギーがないか確かめてからあげるようにしましょう。
他のグリコヨーグルトの場合は、砂糖が少し入っているので甘い食べ物は離乳食として適していません。
砂糖が使われているグリコヨーグルトは離乳食が終わった(1歳~1歳半)にあげるのが良いでしょう。
砂糖入りのヨーグルトは毎食あげると糖分の取りすぎになってしまうので注意が必要になってきます。
チチヤスヨーグルトは何歳から?
チチヤスヨーグルトの特徴は低糖で「ST9618」乳酸菌が使用されている点です。
「ST9618」乳酸菌は免疫力を高めて風邪を引きにくくする効果があるのがポイントです。
「チチヤス 生乳100%プレーンヨーグルト」は離乳食が始まった1ヵ月後にあげても大丈夫でしょう。
他のチチヤスヨーグルトは低糖ですが砂糖が入っていますので、離乳食が終わった(1歳~1歳半)からがいいでしょう。
赤ちゃんの反応を見ながら、まずは少量を与えてみましょう。
セノビックヨーグルトは何歳から?
セノビックの特徴は成長応援ヨーグルトとして発売されており、カルシウムが多めに入っているので食べて丈夫な骨を作りにもいいでしょう。
セノビックヨーグルトは砂糖が入っていますので離乳食が終わった(1歳~1歳半)からが適しています。
明治プロビオヨーグルトR1は何歳から?
このヨーグルトの特徴は1073 R1乳酸菌を使用しています。
1073 R1乳酸菌の効果は免疫力が高まり風邪を引きにくい体になり、インフルエンザに対しても予防ができるのがポイントです。
こちらのヨーグルトも無糖ではなく、砂糖が入っていて少し甘さがあるので離乳食が終わった(1歳~1歳半)からが良いでしょう。
牧場の朝ヨーグルトは何歳から?
このヨーグルトの特徴は3個で120円前後なので価格は安く、発売して30年以上経つロングセラー商品になっています。
酸味が控えめに作られていますが、砂糖が少し入っていますので離乳食が終わった(1歳~1歳半)からが良いでしょう。
マクドナルド(マック)ヨーグルトは何歳から?
マクドナルドも新メニューでヨーグルトが発売されています。
マクドナルドヨーグルトの特徴はビフィズス菌(BB―12)を使用しているので生きて腸まで届きます。
マクドナルドによると明確な規定はなく何歳から食べさせるのかは親の判断によるものという事です。
ただどんなに早くても、使われている油の量などを考えても1歳半以降がいいと思います。
1歳半ごろにマクドナルドに連れていく場合もきちんと与えるメニューは考えて決めてあげましょう。
マックのヨーグルトは無糖などではないので、マクドナルドデビューをする1歳半以降からがいいでしょう。
ハッピーセットにヨーグルトが加わった事は、子供が残したポテトの処理をしていたお父さんお母さんには嬉しいですね。
離乳食におすすめのヨーグルトは?
赤ちゃんの離乳食におすすめのヨーグルトはキリンの飲むヨーグルトです。
飲むヨーグルトなので赤ちゃんでも抵抗が少なく、食べてくれることも多いです。
生乳100%のうえに、砂糖などが無添加という事もあり赤ちゃんにとっては嬉しいですよね。
赤ちゃんにヨーグルトは毎日食べさせても大丈夫?

結論から言うと、赤ちゃんに毎日ヨーグルトを食べさせても大丈夫です。
気をつけたいのは、虫歯とアレルギー。
ヨーグルトは、乳製品に分類されます。
もし赤ちゃんが乳製品アレルギーを持っていたら、アナフィラキシーショックを引き起こし危険です。
アレルギーを持っているかわからない場合、小さじ1程度の量にして赤ちゃんの状態を見ながら与えてください。
ヨーグルトを与えたら、食後に必ず歯磨きをしましょう。
虫歯のリスクを減らすことができます。
赤ちゃんに与えるヨーグルトは加熱した方がいい?

ヨーグルトを加熱する必要はありません。
加熱しすぎてしまうと、ヨーグルトに含まれている乳酸菌が死滅してしまうからです。
ただし冷蔵庫から出したばかりのヨーグルトは、赤ちゃんにとっては冷たすぎます。
なので、食べる30分前に冷蔵庫から出しておいてください。
加熱まではしないけど温めたいなというときは、サランラップをして数秒間電子レンジで温めましょう。
人肌ぐらいの温かさが目安です。
赤ちゃんに与えるヨーグルトの量は?

赤ちゃんの離乳期の時期によって、与えるヨーグルトの量が違います。
離乳期の4つの時期別に分けると、以下の通りです。
・初期(生後5、6ヶ月)
ヨーグルトを与えてはいけません。
・中期(生後7、8ヶ月)
乳製品+ヨーグルト=50g
・後期(生後9~11ヶ月)
中期と同様に、乳製品+ヨーグルト=50g
完了期(生後12~18ヶ月)
乳製品+ヨーグルト=100g
無糖ヨーグルトを選んでください。
甘さを足したいときは、リンゴやバナナを混ぜましょう。
赤ちゃんが好きな味になりますので、パクパク食べてくれますよ。
赤ちゃんの離乳食にはきなこがおすすめ?

赤ちゃんの離乳食には、きなこがオススメ。
なぜなら、きなこは栄養価が高く離乳期初期からでも与えることができるからです。
きなこに含まれる主な栄養素は7つ。
★ たんぱく質
★ 脂質
★ 炭水化物
★ 鉄
★ 葉酸
★ ビタミンB1、B2、B6
★ 大豆イソフラボン
きなこは大豆を炒ってから粉にしているので、大豆の栄養素をそのまま摂取することが可能です。
ヨーグルトと同様、大豆アレルギーを持っている赤ちゃんには危険。
きなこを与える際は、小さじ1以下から状態を見ながらにしてください。
そのまま与えると、気管に入ってむせてしまうことがあります。
ヨーグルトなど他の食材によく混ぜるといいですよ。
1回に与えるヨーグルトの量は10gが目安。
毎日与えるのではなく、2、3日に1回と間隔をあけるようにしましょう。
※国産大豆を使用しているきなこを、選んでください。
赤ちゃんの離乳食に食パンも使える?

離乳期初期~後期は食パンの白い部分、完了期から耳を与えることができます。
4つの離乳期別に、まとめます。
【初期】
食パンの白い部分をすりつぶして、お湯で溶いた粉ミルクを加えて、トロトロにします。
この状態を【10倍粥】と言います。
【中期】
食パンの白い部分を、1㎝角に切る。
お湯で溶いた粉ミルクで、軽く煮る。
赤ちゃんが食べにくそうにしていたら、もう少し細かくしてあげてください。
【後期】
食パンの白い部分を、1㎝×5㎝のスティック状になるように切ります。
そのままの状態でも、軽くトーストしてからでも大丈夫です。
【完了期】
この時期には食パンの耳も食べることができますので、1㎝×5㎝のステック状になるように切ります。
そのままの状態でも、軽くトーストしてからでも大丈夫です。
食パンの栄養素は5つ。
★ たんぱく質
★ 炭水化物
★ ビタミンB1、B2
★ カルシウム
★ ナトリウム
きなこと同様、食パンも離乳食に向いていることがわかりますね。
ただアレルギーを起こす代表的な食品という事も忘れてはいけません。
困ってしまったら、保健師さんに相談すると安心ですよ。
食パンにはハチミツを使用しているものがありますが、選んではいけません。
1歳未満の幼児がハチミツを摂取すると、幼児ボツリヌス症にかかることがあり危険です。
※国産の原材料、ハチミツ不使用、添加物がない食パンを選んでください。
ヨーグルトの賞味期限はどれくらい?

賞味期限とは、美味しく食べられる期間です。
実際賞味期限を過ぎていても、中を確認して問題なければ食べられます。
ヨーグルトは未開封の場合、賞味期限を1ヵ月過ぎていても大丈夫なのがポイントです。
1ヵ月過ぎたヨーグルトは発酵が進み乳酸菌が増えて酸っぱい味になります。
しかし腐っているわけではありません。
開封後のヨーグルトは保管状況にもよりますが3日以内に食べるのがいいでしょう。
赤ちゃんにバナナはいつから?

離乳食初期(生後5〜6ヶ月)から与えることができます。
ビタミンB群や、マグネシウムが含まれています。
糖質を多く含んでいるので、与えすぎには注意してください。
バナナは『特定原材料に準ずる21品目』に該当します。
食物アレルギーを引き起こす可能性がありますので、与える際は少量・平日の午前中に与えましょう。
午後や休日・祝祭日だと、アレルギー反応が出た場合、医療機関が休みで対処に時間がかかります。
命に関わるので、必ず守ってくださいね。
与える量の目安を、時期別にまとめます。
● 離乳食初期(生後5~6カ月)→2㎝(加熱して、すりつぶす)
● 離乳食中期(生後7~8ヶ月)→半分(加熱して、下で潰せる固さにする)
● 離乳食後期(生後9〜10ヶ月)→3分の2(生でも良い。歯茎で潰せる固さにする)
赤ちゃんにりんごはいつから?

離乳食初期(生後5〜6カ月)から与えることができます。
バナナと同様、離乳食初期から中期は加熱しましょう。
生のりんごは、1歳頃から与えることができます。
この時期は、おやつとして与えている人が多いです。
りんごは『特定原材料に準ずるもの』20品目に指定されています。
少量で平日の午前中に、与えてくださいね。
食物繊維が多いため、離乳食初期にはすりおろした果汁を薄めて与えてください。
与える量の目安を、時期別にまとめます。
● 離乳食初期(生後5~6ヶ月)→5gを果汁に
● 離乳食中期(生後7~8ヶ月)→10gをすりおろす
● 離乳食後期(生後9~10ヶ月)→10gを刻んで加熱
● 離乳食完了期(生後12~18ヶ月)→15gを刻んで加熱
刻むときは、小さく角切りにしてください。
大きすぎると、喉に詰まらせてしまう危険があります。
赤ちゃんにチーズはいつから?

離乳食完了期(生後12〜18ヶ月)から与えることができます。
なぜなら、塩分・脂肪分が多いからです。
しかし、塩分・脂肪分が少ないカッテージチーズは、離乳食中期(生後7〜8ヶ月)からあたえることができます。
早い時期に与えたい場合は、カッテージチーズを選ぶようにしてくださいね。
与える量は、1〜3gがベスト。
初めてチーズを食べる際は、耳かき1杯ぐらいの量から始めてください。
チーズは『アレルギー表示義務7品目』の『乳』の1つです。
バナナやりんごの時と同様、少量・平日の午前中に与えてください。
チーズは毎日与えてはいけません。
塩分の取りすぎで、胃腸に負担をかけてしまいます。
2・3日に1回など、間隔をあけるようにしましょう。
カマンベールチーズなどのナチュラルチーズは非加熱の物が多いです。
なので、赤ちゃんにナチュラルチーズは避けてください。
プロセスチーズは、加熱されているのでオススメです。
チーズ裏面の表記をよく確認しましょう。
ヨーグルトは何歳から?【まとめ】
ヨーグルトは何歳から与えても大丈夫なのか?について解説してきました。
ヨーグルトは離乳食にも食べさせる事ができるので成長補助としても欠かせません。
それではここまでのまとめになります。
- ヨーグルトプレーンタイプ(無糖)は離乳食が始まった1ヵ月後(生後7~8ヵ月後)から。
- ヨーグルト(加糖)砂糖が少しでも入っていたら離乳食が終わった(1歳~1歳半)から
- ヨーグルトを毎食あげると下痢になる事があるので食べすぎにも注意が必要。
- 子供にヨーグルトを食べさせた後のアレルギー反応を必ず見ておく。
- ヨーグルトを子供が嫌がっていたら無理にあげない、他の物と混ぜて工夫して食べさせましょう。
- ヨーグルトは賞味期限1ヵ月過ぎていても未開封の物は中を確認して問題なければ食べる事ができる
最後までお読みいただきありがとうございました。
ヨーグルトは栄養があるので食べて子供は成長をサポート、大人も食べて健康維持するのがいいでしょう。
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