心筋梗塞が起こる時の前兆とは?その時心電図はどう変化しているか?

心筋梗塞が起こる時の前兆とは?その時心電図はどう変化しているか?

皆さんは心筋梗塞と聞いてどんなイメージを持ちますか?

「急に倒れた人がいたけど、その原因が心筋梗塞だった…」など、心筋梗塞は突然発症して倒れてしまうという印象を持っていることが多いですよね。

確かに心筋梗塞は、突然起こる心臓発作です。

ただ、前兆となる症状が全くないわけではありません。

今回は心筋梗塞が発症する前によくみられる「前兆症状」、そしてそのときに心臓に起きている変化を「心電図」を通してみていきましょう。

心筋梗塞の前兆の症状とは?その時の心電図はどうなっているか?

心筋梗塞の前兆の症状とは?その時の心電図はどうなっているか?




心筋梗塞は、動脈硬化によって心臓の血管に血栓という血のかたまりが蓄積され、血管が詰まることによって引き起こされます。

心臓の血管に血液が流れなくなって心臓の筋肉細胞が壊れてしまい、全身への血液供給が止まってしまうからです。

心筋梗塞の前兆としては、「胸の激痛」や「息苦しさ」を感じたり、「激しい脈の乱れ」「気持ち悪さや吐き気」「冷や汗や顔面蒼白」などの症状が出現することがあります。

それらの症状は20分から数時間続くこともあり、そのため「なんかおかしいな」という軽い胸痛のあと、心臓発作を起こすこともあります。

一方で、心臓の血管が一瞬で詰まると、前兆症状なく突然亡くなってしまうこともあります。

痛みは胸に限らず、「胃のあたり」や「腕」「肩」と表現する人も多く、「放散痛」と呼ばれています。

部位の違いと同じように、胸の痛みの感覚も異なることがあります。

人によっては刺すような痛み、圧迫されるような痛み、重苦しさと言い表す人もいます。
 

心筋梗塞のときの心電図はどうなっているのか?

心筋梗塞のときの心電図はどうなっているのか?

心電図はあまり日常生活では見ることがなく馴染みがないですよね。

心臓は全身に血液を送るポンプの役割をしていますが、その心臓を動かすもとになるものはなんだと思いますか?

心臓を動かしているのは、心臓の中にある洞結節と呼ばれる心臓のペースメーカー的存在なのです。

そこで自動的に発生する電気的興奮により心臓は動かされているのです。

その心臓の中で「電気の伝わる過程」を身体の外から記録したものを心電図の波形といいます。

少し難しいですよね。

電気の発生が不規則であったり,伝導に時間がかかったり途切れたりすると、心電図波形に変化が起きます。

心筋梗塞では、心臓の血管のどこが詰まったかによっていろいろな所見が見られます。

どんな所見が見られる?
  • 異常Q波
  • ST の上昇
  • 冠性T波

などの特徴的な心電図所見が見られます。

それぞれの心電図の変化によりいろいろな心臓の状態を把握できます。

どんな状態が確認できる?
  • 異常Q波:心臓の筋肉細胞が死んでしまっている
  • ST の上昇:筋肉細胞に血液を供給している血管が完全に詰まっている
  • 冠性T波:筋肉細胞に血が足りていない状態

と心臓の状態を把握することができるというわけです。



 

心筋梗塞が起こるときの前兆とは?【まとめ】

心筋梗塞は、心臓の血管が詰まることによって引き起こされる病気でしたね。

心筋梗塞になる前兆について見ていってみましょう。

心筋梗塞の前兆
  • 「胸の激痛」や「息苦しさ」
  • 「激しい脈の乱れ」
  • 「気持ち悪さや吐き気」
  • 「冷や汗や顔面蒼白」
 
心筋梗塞のときの心電図の変化
  • 異常Q波
  • STの上昇
  • 冠性T波

という特徴的な心電図変化が起きるということです。
 
心筋梗塞の前兆と心電図変化について難しかったと思いますが、少しでも知っていただけたら嬉しいです。

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